我が家のコスタネオロマンチカでの船旅レポート後編。
「子連れでコスタネオロマンチカ旅レポ①」の続きです。
- クルーズ旅行ってどんな感じ?
- コスタネオロマンチカの雰囲気が知りたい!
- 子連れでも楽しめるの?
そんな方に、実際の様子を感じてもらえれば幸いです。
クルーズ参加は、30代夫婦(夫と私)と5歳女児です。
3日目 プサン ナンポドンへ行く

3日目、韓国はプサンに入港です。我が家、初韓国。
とりあえず定番の観光を…ということで、ナンポドン(南浦洞)へ向かうことに。
ナンポドン(南浦洞)を観光
釜山港国際旅客ターミナルの入国審査はスムーズで、日本語ができる係員さんも多数います。
まずターミナルで両替して、プサン駅までシャトルバス(無料!)で移動。
さらに地下鉄でナンポドン駅まで行きました。
ナンポドンでは、
- プサンタワーに登って港に停泊するコスタネオロマンチカを見つける
- チャガルチ市場で海鮮を食べる
- BIFF広場~国際市場で食べ歩き&ウロウロ
- ロッテ百貨店でお土産を買う
といった感じ。

お天気がイマイチでしたが、霧の合間からプサンの街並みが見られました。
港に停泊するコスタネオロマンチカも見えて、なんとなく嬉しい気持ち。
私はチャガルチ市場が印象的でした。

1階には所狭しと水槽が並んでいて、魚介類が売られています。
そこで選んだものを2階で調理してもらって食べられました。
- タコの踊り食い
- あわびのお刺身
- 赤貝(?)のボイル
- ロブスターのボイル

娘は、甘いタコがお気に召した様子。ゴマ油の香りがいい感じでした。
赤貝(?)のボイルもすっごくおいしかったです。

プリップリで、噛むと中から旨味がぶじゅわぁ~~~!と口いっぱいに…
夫は大きなロブスターにご満悦でした。

観光地だけあって、ナンポドンは全体的に日本語が話せる方も結構いて、メニューなどは日本語の表記もありました。
町並みは日本と大きく変わらないけど、でも空気感はバリバリ異国で面白かったです。
とくにBIFF広場から国際市場の雰囲気は、異国情緒たっぷり。
韓国料理には詳しくないのですが、キンパ(海苔巻き)やワッフル、チヂミなどおいしかったです。
国際市場では、お母さんたちが道端でご飯を食べさせてくれる(?)ようなところもありました。
ウロウロしていたら娘が寝てしまったので、ロッテ百貨店でお土産を買って終了。
ナンポドンから再び地下鉄でプサン駅へ、駅からはシャトルバスで港に戻りました。
プサンを出航
釜山港国際旅客ターミナルを出るときに船が釜山港大橋をくぐるので、それまでプールで遊びながら待機。

1日霧っぽいお天気でしたが、橋をくぐるころには晴れてきて、迫力ある風景を楽しめました。
イタリアンナイトな夜
この夜のドレスコードは「緑、白、赤」のイタリアンカラー。
なかなかファッションに取り入れるのは難しいかな?
船内のあちこちにトリコローレな装飾がされていて、クルーたちも蝶ネクタイなどでイタリアンな装いです。
ショーなどを行う「ディスコタンゴ」では、ダンスショーがあったり、オフィサーズがカクテルを作ってくれるイベントがあったりました。


オフィサーのカクテルは有料ですが、作ってくれたオフィサーとツーショット写真が取れます。
ノンアルのものもあるので、お酒が弱い方や子どもも参加OK。
私も娘とはんぶんこして、大人ナイトな気分を味わいました。
私たちはカクテルイベントに参加した後、ビュッフェで食事をして、ファミリー向けのシャボン玉ショーを観賞して就寝。
しかしまだイタリアンな夜は長く、遅くまでイベントが行われていました。
4日目 博多の祇園飾り山笠を見学
博多では入国審査をしてから観光へ出かけます。
前夜に税関申告書を貰えるので、記入してパスポートと共に準備。
下船した福岡中央クルーズセンターの観光案内所で聞いてみると、ちょうど「博多祇園山笠」の期間で、美しい山笠がみられるとのこと。
せっかくなので祇園山笠の見学をメインに過ごすことにしました。
祇園駅前から天神駅まで散策

博多港国際旅客ターミナル(クルーズセンターから歩いて5分くらい)から市バスで博多駅方面に向かい、祇園駅で降車。
そこから歩いて
- 博多町家ふるさと館
- 山笠が奉納される櫛田神社
- 山笠が飾られている川端通商店街を通って
- 福博であい橋で水上バスツアー
- 「元祖博多めんたい重」でランチ
と回りました。

今まで、こんなお祭りがあるとも知りませんでしたが、キレイな山笠を見たり、独特の風習(キュウリ断ちとか)を知ったり、なかなか興味深かったです。
いつか舁くところも見てみたいですね。
帰りは、天神駅のソラリアステージ前からバスに乗って、博多港国際ターミナルに戻りました。
博多に別れを告げるセイルアウェイパーティ
夕方からはプールサイドで「バイバイ博多セイルアウェイパーティー」があり、みんな踊りまくっていました。
(みんなの顔がガッツリ映っている写真ばかりだったので掲載は断念します)
クルーズの開放感か、みなさんノリがいいです。
MCさんの誘い方も上手くて、ちょっと手をつないで歩くだけ→簡単なステップ→もうちょっと→という感じで知らないうちにみんな引き込まれてましたね。
見ているだけでも面白かったです。
娘はパーティーを横目にプールで遊んでいましたが、体が冷えてきので切り上げて、家族で浴衣に着替えました。
浴衣で夏の夜を満喫
この日のドレスコードは「トロピカル(南国)」。
なんぞそれ、という感じですね。
カラフルでリゾートっぽい、カジュアルなお召し物の方が多かったです。
浴衣も夏の装いだからアリかな?
海外のお客さんも多いので、浴衣姿は評判がよかったです。
クルーたちもみんな褒めてくれ、とくに娘はお客さんからもクルーからもあちこちで褒めてもらい、上機嫌。
この日は夕日がとてもきれいで、素敵な1日の終わりに。

夜はそのまま、ラーメンとかマカロンとか食べて、ボードサッカーなどして遊んで、夏の夜を楽しみました。

ラーメンはちょっと薄味、麺が柔らかめ。でも、なんかイイ!
このあと甲板を散歩していたら、波間にクラゲを発見しました。
クラゲ好きの娘に知らせると大興奮!部屋に帰ってからも窓からずっと海を眺めて、クラゲを見つけるたびに喜んでいました。
5日目 舞鶴 船内ツアーと天橋立
舞鶴への着岸は13:00ころと遅めの予定だったので、午前は船内で過ごします。
この時間に、船内を案内してくれる「シップツアー」に参加しました。
シップツアーで船内探検
ブリッジや洗濯室、巨大冷蔵庫、キッチン、クルーの生活エリアなどを見学できるシップツアー。
通常は入れないエリアに入り、オフィサーやガイドさんからお仕事の解説をしてもらいます。
なかなか興味深い内容でした…が、1人59ドルはちょっと高かったかも。オフィサーと写真撮れてたら…!
娘は途中で飽きちゃったし、託児すればよかったかなぁと思います。でも娘、船長さんに握手してもらったんだよねぇ。
まったり船上のひと時
シップツアーのあとは
- 娘をスクウォッククラブ(託児室)に預けて、夫とスパ
- 合流してプール
と船上で待ったり過ごしました。
スパは特別なマッサージなどは受けませんでしたが、ジャグジーやサウナでのんびりするだけで、かなりリフレッシュできます。
あまり人もいなかったのでおすすめです。
夫と2人の時間が持てるのは、本当にありがたいし幸せですね!
舞鶴からレンタカーで天橋立へ

舞鶴では、私の希望で天橋立へ。
港にレンタカー屋さんが来ていたので車を借り、1時間ほどで到着しました。意外と近い。
天橋立では、
- 天橋立ビューランドで展望
- ビューランドでアサリランチ
- 天橋立を散歩
という感じ。
お天気があまりよくありませんでしたが、それでもやはり日本三景!美しかったです。
私は船が来るときに回る橋「廻旋橋」を楽しみにしていたのですが、この日は1日2回しか回らないそうで、残念ながら回転するところは見られませんでした…


橋のたもとは、回転時のためにほんのり曲線。
あぁ本当に回るんだなぁ…
回転が見たい方は、天橋立観光協会などに問い合わせてみてください。(不定期だったりして、確実な回数は分からないみたいですが)
とっっっても楽しみにしていたので凹みました。
いつかリベンジしたいですね。
しかし廻旋橋のそばでは、ウミウシや魚、貝類、ミズクラゲなどを観察できたのでちょっと気持ちがアガりましたよ。
まぁそんなこんなで船へ帰ります。
有料のステーキハウスで最後のディナー
最後の夜ということで、有料のステーキハウス「ラ・フィオレンティーナ」に予約をしていまして、時間までマジックショーを観賞しました。

そしてディナーへ。
フィオレンティーナは、ステーキを中心としたコース料理が楽しめます。

1人33.5ドル(子どもは半額)とお手ごろ価格ですが、とーってもおいしかったです。
私のお気に入りはスモークサーモン。

とろとろで甘くて…ん~~~!口の中が幸せ…
ピアノの生演奏があるし、席もゆったりしていて、味も雰囲気もメインダイニングとはかなり差があります。
お金を払う価値は十分でした。
コース全部頼むと結構ボリュームがあるので、少食の方は品数を減らすか、少なめに盛ってもらうといいかも。
詳しくは、「食事ってどんな仕組み?おいしい?無料なの?詳しくレポート」にまとめています。
ホワイトパーティーで盛り上がる!
この日のドレスコードは「白」。1番参加しやすいテーマかな。
娘は白いワンピースに白い花のヘアピンを付けていて、クルーたちから「リトルプリンセス」なんて呼ばれてご満悦でした。
ドレスコードが白の日は、「ホワイトナイト」というパーティーが開かれます。

プールのあるデッキ11では、ダンシングパーリナーィッ!!していました。
娘も音楽に合わせてお尻フリフリ…ステージのほうへ行って踊ったら?と誘うも、「それはイヤ!」と突っぱねられました。残念。
そんなこんなで、コスタネオロマンチカでの最後の夜は更けていきます…..
深夜1:00、翌朝の下船のために荷物を詰め、回収してもらうためにスーツケースを廊下に出して、おやすみなさい。
最終日 下船、そして金沢から東京へ
いよいよ最終日。私は目覚めてから、名残惜しさでローテンション…
長いようであっという間のクルーズ旅でした。
下船日の朝は早い
金沢での下船は8:40ころ予定。
しかし客室は7:00には出なければなりません。
「本日乗船!」という方が来るので、お部屋のクリーニングが大変なんでしょう。
残った身の回りのものなどをまとめ、名残惜しくも退室…
下船までは、ビュッフェを食べたりプールサイドで転がったりして過ごしました。
博多や舞鶴から乗った方はまだまだ船旅が続くので、そんな皆さんを羨ましく見つめたり。
なお、船内での支払いに使う「コスタカード」は、下船当日の深夜1:00で利用できなくなったので、それ以降はドルでの支払いでした。
下船までもドリンクやスパなどを楽しみたい場合は、ドル現金を用意しておくとスムーズです。
下船のタイミングは、まず観光(ツアー)の方>上位キャビン>下位キャビンで、時間をずらして設定されています。
私たちは最後の組。
指定時間よりちょっと遅めのタイミングで下船しましたが、手続きやシャトルバスはちょっと並びました。
もう少し船にいてもよかったかもね。
佐川急便がデスクを置いているので、大きな荷物は発送してしまうのがおすすめです。
金沢から東京へ、そして帰宅
シャトルバスで金沢駅へ。

行き(乗船日)にシャトルバスを使ったときの切符があれば支払いは要りません。
駅に着いたら、往路同様に新幹線「はくたか」で東京へ帰ります。
娘は新幹線に乗るなり眠ってしまい、東京駅で起こしたら「すぐ着いた!とーきょー近いねぇ」とのことでした。約3時間です。
その日の夕方には自宅にいたのが、なんだか変な感じ。
しかも、じっとしていると床が揺れているような感じがして、軽く酔いました。
船上よりも揺れてたくらいです。
たぶん、魂が船を求めてたんだと思います。早く船乗りたい。つらい。
この「揺れてる現象」、陸酔い(おかよい)というそうです。
時間がたてば収まるとのこと。魂の叫びではないんですね。
次のクルーズを淡々と狙います

こうして終わった私たちの初クルーズ旅行。
毎日どこかしらに寄港して観光していたので、かなり忙しくボリュームたっぷりでした。
移動や食事などを気にかけなくていいクルーズ旅行だからこその濃密なスケジュールだったと思います。
でも、船上のイベントや施設を楽しみつくせなかったのが心残り…
次の機会があれば終日クルーズがある航路を選びたいですね。